シミと戦う美白ケアで老化防止!
シミには美白成分が効かないものがある
シミというとなんでも美白化粧品でお手入れすればいい、というわけではないんです。
「美白化粧品を使っているのに効かない」と感じていた人は、まずは自分のタイプを見極めましょう。
シミの種類
①老人性色素斑(老人性色素斑)
シミの中で最も多いのがこのタイプです。
別名、日光性黒子とも呼ばれ、紫外線の影響でできてしまうものです。
頬骨の高いところにできやすく、数ミリ〜数十ミリ大の丸い色素斑であることが多い。
でき始めは薄い茶色をしているが、次第に濃く、はっきりとしてくるのが特徴です。
何年も経つうちに隆起してくることがあり、②の脂漏性角化症になっていくものもあります。
対策
ごく初期のうっすらとしたものには美白化粧品の有効成分が効果を発揮します。
ただし、定着してしまったものは、皮膚自体が変化しているため化粧品では消えません。
シミの輪郭がはっきりしてきたものは、レーザー治療でないと消せません。
②脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
シミからさらにイボのように盛り上がってきたものです。
よく見ると、イボの表面はボツボツとしているのが特徴です。
手の甲などにできる茶色いシミもこれに相当するものが多いです。
対策
皮膚の形態そのものが変化してしまっているため、美白化粧品は効果がありません。
レーザー治療のほか、液体窒素による凍結療法で消せる場合もあります。
詳しくは脂漏性角化症(老人性イボ)対策サイトを参照ください。
③雀卵斑(じゃくらんはん)=ソバカス
一般的には小さいシミのことをソバカスと呼ばれますが、厳密のは遺伝的なものだけをさします。
遺伝的なソバカスは、10代のころからでき始め、小さく茶色いシミが鼻を中心に散らばるようにできるのが特徴です。
よく見ると、シミのひとつひとつの形が、円というよりは三角や四角になっています。
白人に多くみられますが、日本人でも色白の人に比較的多いようです。
対策
理論上では、美白化粧品の効果が出るはずですが、遺伝的要素が強すぎるため、あまり薄くならないこともあります。
レーザーで治療すればきれいに消すこともできますが、再発することもあります。
④炎症性色素沈着(えんしょうせいしきそちんちゃく)
ニキビ跡や傷跡などが茶色くシミになって残ったものです。
足や腕にできた虫さされの跡がシミのようになって消えないことがありますが、これも同様です。
そのほか、ムダ毛を毛抜きで抜いていると、毛穴のまわりが炎症を起こして黒く跡になるのもこのタイプです。
対策
美白化粧品が有効です。
オススメの成分はビタミンC誘導体です。
お肌の弾力もアップするので、顔のたるみ改善にもつながります。
ほか、ピーリングが即効性があります。
そのままにしていて消えることもありますが、消えるまでに2〜3年かかるケースもあり、その間に日焼けすると消えにくくなるので注意が必要です。
ピーリング方法の解説はこちらです
⑤肝斑(かんぱん)
女性ホルモンのバランスが崩れたとき頬骨のあたりに、もやもやと左右対称にできることが多いです。
色は茶色や灰色など様々なものがあり、鼻の下や額にでることもあります。
妊娠中やピルを服用したときや、更年期の人によく見られます。
対策
美白化粧品が有効です。
ピーリングや内服薬と併用すると、より早く効果が現れます。
⑥花弁状色素斑(かべんじょうしきそはん)
海などで急激に日焼けしたあとに、肩から背中にかけてできる小さなシミをさします。
よく見ると、円ではなく、花びらのような形をしていることから、このように呼ばれています。
対策
美白化粧品ではほとんど消えることはなく、あまり効果があるとはいえません。
レーザー治療を行うのが確実です。
そのほかの方法で消すのは難しいといえます。
公開日:
最終更新日:2016/11/03